ケッカロン。

映画やアニメ、本のこと等。

2022-01-01から1年間の記事一覧

『映画 ゆるキャン△』感想覚書:あの頃の未来にぼくらは

言わずと知れた大人気作品のアニメ映画版。 劇場鑑賞した時は勿論、先日にアマプラに入ったので再見した時も少しも魅力が衰えない本作の地力を再確認した。 以下、改めて感想を書いておく。

『心霊マスターテープ』シリーズ感想覚書:「あなたの目に今見えているものは、何?」

2020年にエンタメ〜テレ制作で放送されたホラードラマ『心霊マスターテープ』。その後続編の2作目『心霊マスターテープ2 ~念写~』、3作目『心霊マスターテープ -EYE-』が作られシリーズ化している。 自分はこのシリーズを2作目で初めて知り、遡って1作目にふ…

『トップガン マーヴェリック』感想覚書:米海軍追放寸前の伝説パイロット、トップガン教官として若者達を無双スキルで修行させます!?〜親友の息子と和解、元カノとも復縁しちゃうかも〜

自分がトム・クルーズというハリウッドスターを認識したのはいつのことだったか。 彼の出演作を初めて観たのは確か『宇宙戦争』だったが、その時は演じている役者のことには無関心で、ムービーウォッチメン伝いに鑑賞した『オール・ユー・ニード・イズ・キル…

『犬王』感想覚書:語られざるKING OF STAGE

もし これが音楽じゃなくて もしただの騒音だとしても もし 届くなら届けよう その先の景色見届けよう もし それが現実じゃなくて もし ただの幻想だとしても もし 届くなら届けよう その先の景色見届けよう (RHYMESTER - 「ラストヴァース」より) 以下、感…

『鋼の錬金術師 復讐者スカー』感想覚書:為し得た禁忌の実写錬成

まず、自分は『鋼の錬金術師』が大好きだ。 通称「ハガレン」。荒川弘の原作漫画に中高生だった2000年代に直撃して見事にハマった。その贔屓目を除いても本作は少年漫画の金字塔だと思っている。そして最初のアニメ版は原作に大胆な改変を施して独自の傑作に…

『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』感想覚書:選ばれる世界、選べない幸せ

愛する者と平和に暮らしている別世界があるが自分の世界だけがそうでないのと、どの世界でも愛する者と結ばれることがないのと、より辛いのはどちらだろうか。 両方ともにマルをつけてちょっぴり大人になるのはなかなか難しいのだ。 以下、本作とスパイダー…

※ネタバレあり 『シン・ウルトラマン』感想覚書

『シン・ウルトラマン』鑑賞直後、メモ代わりの覚書。 後で改めてまとめるかも。 以下、ネタバレあり。

『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』感想覚書:お願い・タッチ・タッチ

火事と喧嘩は江戸の華、殺人事件と爆発はコナン世界の華。 さて今回の爆発は? 以下、感想。

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』感想覚書:彷徨える破壊者、その道程

映画に親しんできた人ならば、鑑賞した数多の作品の中でもその物語や映像・編集といった全ての要素が自身にマッチしてしまい折に触れては何度も見返しているお気に入りの一本、というものがあるだろう。 この『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』映画版1作…

『平家物語』感想覚書:語りと祈りの端境とその領域外について

古川日出男訳・山田尚子監督のTVアニメ『平家物語』を全話視聴した。 制作はサイエンスSARU。 自分は今まで、山田監督がその類稀なる演出スキルを存分に発揮できるのは土台に濃密で精細な作画力のアニメスタジオあってこそであり、それは京アニをおいて他に…

『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』感想覚書

本作『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』は1985年に公開された『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』のリメイク作品だ。 以下はその鑑賞感想をだらっと覚書的に書き連ねたもの。 原作や旧映画版からの変更点や物語のあらすじ・結末等のネタバレ満載なの…