ケッカロン。

映画やアニメ、本のこと等。

2023年に読んだ漫画ベスト10

またブログをほぼ1年放置してしまった……。 取り急ぎ軽く何でも書こうということで、タイトル通り2023年に読んだ漫画の中でも特に印象に残ったり感銘を受けた作品ベスト10です。 一応「2023年内に連載中・完結した作品」の条件で選出。別個で旧作の感想記事も…

『ぼっち・ざ・ろっく!』×『BLEACH 千年血戦篇』×『機動戦士ガンダム 水星の魔女』:乱反射する親子像

『チェンソーマン』『スパイ×ファミリー』『モブサイコ100Ⅲ』『Do It Yourself!!』『うる星やつら』等、2022年秋クールのTVアニメは人気原作を満を持してアニメ化した大作や往年の名作のリメイクからオリジナルの意欲作までが観切れないほど数多く揃った、非…

『映画 ゆるキャン△』感想覚書:あの頃の未来にぼくらは

言わずと知れた大人気作品のアニメ映画版。 劇場鑑賞した時は勿論、先日にアマプラに入ったので再見した時も少しも魅力が衰えない本作の地力を再確認した。 以下、改めて感想を書いておく。

『心霊マスターテープ』シリーズ感想覚書:「あなたの目に今見えているものは、何?」

2020年にエンタメ〜テレ制作で放送されたホラードラマ『心霊マスターテープ』。その後続編の2作目『心霊マスターテープ2 ~念写~』、3作目『心霊マスターテープ -EYE-』が作られシリーズ化している。 自分はこのシリーズを2作目で初めて知り、遡って1作目にふ…

『トップガン マーヴェリック』感想覚書:米海軍追放寸前の伝説パイロット、トップガン教官として若者達を無双スキルで修行させます!?〜親友の息子と和解、元カノとも復縁しちゃうかも〜

自分がトム・クルーズというハリウッドスターを認識したのはいつのことだったか。 彼の出演作を初めて観たのは確か『宇宙戦争』だったが、その時は演じている役者のことには無関心で、ムービーウォッチメン伝いに鑑賞した『オール・ユー・ニード・イズ・キル…

『犬王』感想覚書:語られざるKING OF STAGE

もし これが音楽じゃなくて もしただの騒音だとしても もし 届くなら届けよう その先の景色見届けよう もし それが現実じゃなくて もし ただの幻想だとしても もし 届くなら届けよう その先の景色見届けよう (RHYMESTER - 「ラストヴァース」より) 以下、感…

『鋼の錬金術師 復讐者スカー』感想覚書:為し得た禁忌の実写錬成

まず、自分は『鋼の錬金術師』が大好きだ。 通称「ハガレン」。荒川弘の原作漫画に中高生だった2000年代に直撃して見事にハマった。その贔屓目を除いても本作は少年漫画の金字塔だと思っている。そして最初のアニメ版は原作に大胆な改変を施して独自の傑作に…

『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』感想覚書:選ばれる世界、選べない幸せ

愛する者と平和に暮らしている別世界があるが自分の世界だけがそうでないのと、どの世界でも愛する者と結ばれることがないのと、より辛いのはどちらだろうか。 両方ともにマルをつけてちょっぴり大人になるのはなかなか難しいのだ。 以下、本作とスパイダー…

※ネタバレあり 『シン・ウルトラマン』感想覚書

『シン・ウルトラマン』鑑賞直後、メモ代わりの覚書。 後で改めてまとめるかも。 以下、ネタバレあり。

『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』感想覚書:お願い・タッチ・タッチ

火事と喧嘩は江戸の華、殺人事件と爆発はコナン世界の華。 さて今回の爆発は? 以下、感想。

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』感想覚書:彷徨える破壊者、その道程

映画に親しんできた人ならば、鑑賞した数多の作品の中でもその物語や映像・編集といった全ての要素が自身にマッチしてしまい折に触れては何度も見返しているお気に入りの一本、というものがあるだろう。 この『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』映画版1作…

『平家物語』感想覚書:語りと祈りの端境とその領域外について

古川日出男訳・山田尚子監督のTVアニメ『平家物語』を全話視聴した。 制作はサイエンスSARU。 自分は今まで、山田監督がその類稀なる演出スキルを存分に発揮できるのは土台に濃密で精細な作画力のアニメスタジオあってこそであり、それは京アニをおいて他に…

『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』感想覚書

本作『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』は1985年に公開された『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』のリメイク作品だ。 以下はその鑑賞感想をだらっと覚書的に書き連ねたもの。 原作や旧映画版からの変更点や物語のあらすじ・結末等のネタバレ満載なの…

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』鑑賞備忘録

本記事は、タイトル通り『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の鑑賞直前と鑑賞後の考えたことを記録した断続的な備忘録です。 感想というには自分の思いをまとめきれていないし、まして考察や評論と呼べるような論理性もありません。本当にただの記録です。 ま…

『ハイキュー!! TO THE TOP』第5話「空腹」・第6話「昂揚」感想

もたもたしていたらあっという間に話数がたまってしまったので、5話・6話まとめて感想。

『UN-GO』と新宿

『UN-GO』。 『明治開化 安吾捕物帖』を原案として、2011年10月~12月にかけてフジテレビの「ノイタミナ」枠で放映されていたTVアニメーション作品。TV本編の前日譚となる『UN-GO episode:0 因果論』も同時期に期間限定上映されていた。 このTV本編11話+中…

『ハイキュー!! TO THE TOP』第4話「“楽”」感想

日向の飽くなきアグレッシブさが合宿メンバーにも伝播し、居残り自主練という切磋琢磨につながっていく。 そして今回日向が得て周りに伝えた学びが、忙しないラリーの中でもゆっくり高いレシーブをすることでプレーに余裕を作るという「楽」なのも面白い。 …

『ハイキュー!! TO THE TOP』第3話「視点」感想

厳しい現実を味わった末に、「何ができるかを探す」という方向性を得た前回のラスト。 そして今回はサブタイが表す通り、前回にもまして日向の「目」が何を見るのかを克明に描くエピソードだ。 できることを探すために、全体を見渡すことを欲する日向。そこ…

最近観た映画

単発の作品記事以外にも、短評程度の観た映画の覚え書きも載せていこう。 劇場でなく円盤や配信で観た作品、厳密には映画じゃない作品の方が多いですが。 ・『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』 2016年の『この世界の片隅に』の時と同じく、やはり涙腺め…

『ハイキュー!! TO THE TOP』第2話「迷子」感想

合宿に乗り込んだものの当然のように練習には参加できずボール拾いをするしかない日向。周りに置いていかれまいと意気込んだ結果の行動が、その現実を余計に厳しく思い知らされる。 それでもできること得られるものはないかと必死に探す彼の「目」を印象的に…

『ハイキュー!! TO THE TOP』第1話「自己紹介」感想

『ハイキュー!!』は、原作からしてコマ割りや描き文字等の漫画の特性を活かしてバレーボールの面白さをフルに伝えてくる傑作だ。アニメ版ではそこへ「動き」と「音」が加わることによって、バレーという競技の立体性・リズム感がこの上なくアニメ向きであ…

映画と共にあれ――『スターウォーズ エピソード9 スカイウォーカーの夜明け』感想

【注意】本記事には『スターウォーズ エピソード9 スカイウォーカーの夜明け』のストーリー・結末に関するネタバレがあります。 本ブログの「映画」カテゴリ記事1発目がこれって、どうなんだろう。 さすがに畏れ多い。 しかし本作を観て「映画って、映像作品…

ブログ新設

はじめまして。 絵樟(えくす)と申します。 Twitter→ twitter.com 元々FC2ブログを運営していましたが、すっかり更新が滞ってしまい開店休業状態が続いていたので、一旦リセット。 こちらで新しく始めることにしました。 内容は前ブログと変わらず、映画や…